ぼくが魔法を使える話。
はじめまして。
突然ですが、ぼくと言えば何を思い浮かべますか?
そう、やはりDCですね。
魔法軸はぼくを"はじめて"導いてくれた存在で、過去に握り続けた経験もあり思い入れがちょっぴりあります。
なのでここからはプロ姫乃プレーヤーになるべく魔法軸について記載していきます。
まずは、今回の追加までにぼくが使用していたデッキレシピを紹介します。
レベル0 15
昔の思い出 音夢 4
学園の風物詩 巴 3
天枷 美春 4
息抜きデート サラ 1
“正義の魔法使い”の少女 3
レベル1 9
武闘派 巴 4
いつも一緒に 音夢 4
霧を排除する禁呪 リッカ 1
レベル2 9
帰ってきた笑顔 美夏 1
素敵な先輩 リッカ&シャルル 1
ふたりの記念 サラ 2
“ひとりぼっち”のアイシア 1
姫乃の覚悟 4
レベル3 9
溢れる気持ち 音夢 3
こそばゆい未来 姫乃 3
恋する魔法 アイシア 3
CX 8
誓いのキス 4
かけがえのない家族 4
2年くらい1枚も内容が変わらないくらいにパーフェクトな自慢のレシピです。
一番最近では2016年の3月くらいにあったトリオ形式の非公認大会である第2回すかい杯で使用し、当然優勝しました。
ま、こんなもんですね。
コンセプトはレベル2での姫乃による面の制圧・耐久です。
このデッキの勝ち筋は男らしくこの一本だけです。
とにかく、「姫乃を出して面を守る!」これを覚えておいてください。
姫乃の2コストで1点ヒールしつつレベル3が2面並ぶというのは今現在でも破格のコストパフォーマンスを誇ります。
反面、強力な詰めや火力の高いカードが無いので、レベル2での面の維持が勝敗に直結し非常に重要になります。
そのため、先上がり後上がりを含めレベル2でどう動けば面を制圧できるかを常に意識して立ち回ります。
また、姫乃を最大限活かしつつ他のレベル帯でも新しいタイトルに対応できるライン形成を意識して構築しています。
以上のことを頭に入れつつ、各カードについて掘り下げます。
・昔の思い出 音夢 4枚
メインアタッカー。
後列に美春を置けば45レベ1。これは今の環境でも中々割られず、強いぞ!意外の感想が浮かびませんね。
そもそもこのデッキを組んだ当時、世は全盛期ニセコイの蔓延る戦国時代。ゲームをトントンで進めてしまうとマリオカートによる<宣告・貫通による死>は免れません。
また、ニセコイはシスカにおまけテキストが付いたカードが大量に刷られた"はじまり"のタイトルであり、やつらは非常に調子に乗っていました。マリカーだけに……
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのニセコイも序盤のスピードゲームは若干苦手でしたが、その部分をSPC(スーパーパワーカード)である移動相殺で相手にも多パンのリスクを与える事でカバーしていました。
そんな中、往復見つつ少ないリスクで多パンできる彼女はニセコイに対して序盤からアドバンテージを稼ぐことのできる希少な存在でした。
これも昔の思い出ですね……
また、DCの魔法において出木杉君的なシスカなど存在しません。
おとなしく高パワーアタッカーを積み、男らしさを競い合いましょう。
・学園の風物詩 巴 3枚
サブアタッカー。学園の集。
後列を置けばやっぱり45出ます。
レベルは上がりませんが0では上から踏まれる事が少なく多パン時もシスカは割れるでしょう。
黄色と言う点が重要なファクター。
0のアタッカーは男らしく計8枚!と言いたいですが枠の都合で7枚です。
帰ってくると「また会えたね」って感じで嬉しいですね。
・天枷 美春 4枚
特徴は<バナナ>!
そう言えば追加前も別のバナナを採用していました。
昔からバナナにはお世話になりっぱなしですね。
もちろん姫乃のシナジーではリクルート出来ませんし魔法集中でのサーチも出来ません。
一見訳が分かりませんがこのカードが0のラインを45にして返しを期待させるものにし、レベル1では10音夢のパンプとレストコストになるだけでなく通常応援なので巴のラインを70にしてくれます。
序盤のゲーム展開においてキーになり得るカードなので初手から是非欲しいカードです。
そもそも姫乃でリクルートする魔法は手からクロックに置くもので自動発生させるものではありません。
このように姫乃に魔法ではないカードを混ぜる事でデッキパワーを底上げできる事ができるかどうかがプロとアマの違いですね。
・“正義の魔法使い”の少女 3枚
魔法サーチの単レストアド集中。
他のテキストはありませんが、なんだかんだで使いやすいため、このデッキ内では3投くらいのパワーがあります。
・息抜きデート サラ 1枚
単レストのクロック回収集中。うつむく集。
姫乃の覚悟を拾えるという事を知っていただければ、このチームにおいての、彼女の存在意義の8割は理解出来ているでしょう。
残りの2割はCX回収と色発生です。
とにかく、姫乃の覚悟がないときには彼女のことを大事にしましょう。
・武闘派 巴 4枚
エリザベスとは別れました。
クロックアンコールはレベル2のハンドを揃えた状況にもかかわらずレベル1で打点が止まってしまった場合でも次のアタッカーをほぼ確定で確保できる点や、打点のコントロールにおいてもたらされるメリットが非常に大きく、デッキタイプをよく知っている相手のプレイングに対し劣勢になりにくいです。
このように姫乃のような後半に向けてハンドを固定して戦うデッキを組む際は、ぼくは常に優秀なクロックアンコールが存在しているかを確認しています。
また、レベル2で必要なコストが2コストでいいということは毎ターンのメインフェイズでコストを使い切ってもいいということであり、1コストキャラが他の早出し多面デッキより採用しやすいと考えています。
そんな中、彗星の如く現れた1165クロックアンコール。ぼくはすぐに彼女に首っ丈になり採用しました。
70を2面立てとけば姫乃の覚悟がなくてもそれなりには戦えると思います。
ちなみに彼女の特徴も魔法ではありません。
・いつも一緒に 音夢 4枚
美春一枚配置して捻って60。バナナも拾えるよ。
ぼくをBNNエージェント美夏から解き放ち、より強い新たな<バナナ>を採用させてくれた一枚です。
こいつがいるからチェンジ前もピン投だし姫乃も3枚に抑えることが出来ています。
彼女で割れる面がない場合はハンドを整えることが集中と引きに依存する形になるため、安定性に欠ける厳しいゲームになります。
・霧を排除する禁呪 リッカ 1枚
<黄色>で<魔法>の15助太刀。
ノーコストで助太刀を打てる事が大事な場面があるので採用しています。
コスト計算をして必要な際に扉を噛んだら拾いましょう。
1帯でも巴2面なら稀に使えます。
・帰ってきた笑顔 美夏 1枚
大事なのは1の音夢のテキストで拾えて、魔法集中ではサーチできないということ。
覚えておきましょう。
・素敵な先輩 リッカ&シャルル 1枚
<黄色>で<魔法>の30助太刀。
これを満たした助太刀なら何でもいいです。
集中でサーチ出来る上位助太刀が欲しかったので美夏と散らしています。
単純に美夏の25助太刀ラインしか見ない相手に対しての牽制としての意味合いもあります。
・ふたりの記念 サラ 2枚
追加が出る前、レベル応援は赤のPRバニラを採用していましたが今回はこっち。
シナジーは飾りなのでバニラ以下ですが、実は少ない緑色なんで色発生も考えてレベル応援はこちらを採用するのがいいでしょう。
姫乃は2帯からレベル3のキャラが低コストでずらずら並びますが、肝心のラインはか弱い女の子なのでレベル応援はちゃんと採用した方がいいと思います。
・“ひとりぼっち”のアイシア 1枚
1帯で姫乃の覚悟がハンドにないときに1の音夢で回収しましょう。
11クロアンと一緒にチェンジまで出来れば、姫乃なしでもそこそこ対戦できるしょう。
その場合、盤面は後列に美春、前列に11クロアンということが殆どのため、他の魔法のキャラ3枚というアイシアの105の条件が満たせませんが正直あまり変わらないと思います。
また1帯で余裕があるときに回収しておくのも強いと思います。
姫乃のシナジーからチェンジまで持っていくと2点ヒールできることも覚えておきましょう。稀によくある。
・姫乃の覚悟 4枚
このデッキの核で、レベル2までに絶対引かなければならないカード。
これが引けなかったらこのデッキの2割くらいのパワーしか出せません。4投。
反面、使う場面はレベル2だけでアタッカーにもならず、枠を食いすぎで、とても弱いカードでもあります。
4投はストレスです。
・溢れる気持ち 音夢 3枚
扉とシナジーでヒールキャラ、かつ音夢ネーム持ちです。もちろん魔法。ハラショー。
シナジーはデッキ内で一番パワーを出しつつ、相手の後列を盛ることが出来る、このデッキ唯一のささやかな詰め要素です。
このシナジーでも突破できないキャラはこのデッキでは踏めません。諦めましょう。
2帯で打てば今流行のアクセルワールドやキズナイーバーごっこが出来て「環境メタってる。」ってドヤれるかもしれませんが、あまりにも最大値見すぎてて狙ってやるのは非効率です。諦めましょう。
ただしレベル2の姫乃のシナジーで次のターンに打つかもしれないよって牽制する意味で出すのはそこそこ強いんで、早出しを触り難いタイトルを相手にしたときは出して行きたいですね。
・こそばゆい未来 姫乃 3枚
「4投以外ありえませんぞwww」って人をとても見ますが、ぼくの採用枚数は追加前からずっと3枚です。
このカードが強いのはレベル2で早出しした時と、対応CXを持っている時と、ファイナルターンであり状況が限られており、シナジーの内容も終盤のゲームを決定付けるものではありません。
最大値ばかり見ず、大人しくヒールを水増ししましょう。
一点このカードを使用する上で覚えておかなかればならない事としてシナジーの処理順があります。
処理順として、
①
CXを置く>1ドローして2000/1の対象を選ぶ>姫乃のシナジーでハンドを切ってクロックのキャラをリクルートする
②
CXを置く>姫乃のシナジーでハンドを切ってクロックのキャラをリクルートする>1ドローして2000/1の対象を選ぶ
があります。
基本的にカードを引いた後に切るハンドを選ぶことが出来るため、①を選ぶことが殆どですが、単純にリクルートしたキャラに2000/1を振りたい時や、山札が一枚でハンドのCXを切ってリフ後の山札に返したい時など②を選ぶ場面が必ずありますので覚えておきましょう。
また、早期リフなどして山が強い時に脳死3ルックをしてしまうと、手からリクルートキャラ置くためにクロツーはほぼ必須になる事から、ドロー>クロツー>3ルック>2000/1>3パンで山を10枚削ることになるため一気に山の強さが変わってしまう可能性があることもまたプロを目指す者として頭に入れておきましょう。
ぼくはルール変更前に、よく欲望の3ルック宣言が止められず死んでは後悔してました。
シナジーでリクルートするキャラの判断としては、相手が早出しやレベル3メタなどで姫乃のラインを2面見た目越えしてくる可能性がある場合はアイシア。そうでない場合は若干姫乃優先気味に姫乃か音夢をクロックに置いてリクルートしています。
・恋する魔法 アイシア 3枚
こんな感じのイメージですが実際はこちら。
可愛いですね。
また余裕があるときは姫乃のシナジーするターンに隣でチェンジして盤面をレベル3で埋めても強いと思います。
パワーが105になる条件が若干厳しい場合がありますが、優秀なヒールなのは間違いありません。
・誓いのキス 4枚
・かけがえのない家族 4枚
これ以外ないんじゃないでしょうか。
最近敬遠されがちな2000/1のCXですが、このデッキにおいての2000/1はレベル2からソウル2が多面並び、相手のダイレクト面が生まれやすくなる事に加え、ライン面での突破力も上がるという点からかなり優秀だと思います。
以上、採用カードの解説でした。
実は各レベル帯の枚数配分、採用カードの枚数配分が美しくない事がとてもムズムズして気持ち悪い事がかなり不満なのですが、この話を有意義だと思われない方が多数いらっしゃることも理解しているので、頂点を極めし時にレシピの美しさについて語りたいと思います。
次に不採用カード(型)について簡単に説明します。
・帰ってきた学園長 さくら
・夢のような景色
結構人気あった気がしますが、0でさくらシナジーの準備をしながら姫乃の準備もするというのは姫乃の面で非常に安定性に欠けると思います。
さくらの対応は打てればラッキー程度での採用ならば、普通に扉を積んだメリットの方が大きいです。
ストブも姫乃のコストパフォーマンス的にそこまで大きなメリットが得られると思いません。
姫乃でなく普通にアイシアチェンジでやった方がいいと思います。
・ホラーは苦手
・木琴占い
・水着の杏
・フラワーズは大忙し! 葵
青型。
たまに見ますが赤を抜くと安定性、黄色を抜くと盤面に残るキャラを失ってしまうことから、これらのカードを有効に使用・配置する余裕や準備が安定してできるとは到底思えません。
最大値は高く、環境から外れた古めのタイトルを相手にした時やボード・打点共に優勢時には強いですが、現代の速い展開とラインを相手にすると途端に崩れる点や、劣勢を姫乃で巻き返すことができない点で難しいと思います。
・第二ボタンのお守り 由夢
姫乃でリクルートした時にトップチェックの方が強く、ヒールテキストが勿体無いってことで採用されていたのでしょうか。正直よくわかりません。
相手の盤面を崩すのも音夢の方が強いですし、ただでさえ詰めテキストのあるカードがなく耐久型のデッキの癖に姫乃の枠でヒール枚数削ってるんだから大人しく音夢を積んだ方が丸いと思います。
次に各レベル帯の動き方について説明しようと思ったのですが、カード紹介でわりと書いちゃったんで簡単にします。
・マリガン
レベル0と11クロアン、10音夢、姫乃の覚悟、2000/1以外を捨ててます。
また、11クロアン、10音夢、姫乃の覚悟、2000/1がダブった時はそれぞれ1枚だけ残すようにしています。
・レベル0
アタッカーで殴ります。
11クロアンがハンドにある場合はちょっぴり強気に殴って大丈夫ですが最近のスーパースピードタイトルよろしく多パンしろって言ってるわけではないので勘違いないでくださいね。
・レベル1
アタッカーで殴ります。
レベル2までに用意するハンドは、姫乃、イベント、リクルートするレベル3、対応CXで、出来れば助太刀まで用意しておきたいです。
リクルートするキャラは相手のライン、レベル1でレベル置き場に置いた色を考えて回収しましょう。
また、イベントがない場合はチェンジ前アイシアを用意しておきましょう。
・レベル2
姫乃を早出ししてシナジーを打ってレベル3をリクルートして助太刀で守ります。
色発生にちょっぴり注意してください。
ここでどれだけ面を維持できるかどうかが勝敗に直結します。
相手のラインを意識して、リクルートするレベル3を選び、助太刀で守りましょう。
・レベル3
ヒールして殴るだけ!
以上です。
ここで終わりにしようと思ったのですが、ノリで古いデッキを真面目に語ってみたもののとても長くなった上に未来の話が全くないため、ぼくは今、この語りの意味が見出せずにいます。
正直な話、ここまで書いてしまった事を、とても後悔しています。
なので姫乃で使えてかつ、10/24現在の公開部分で面白そうなカードについて簡単に触れておきます。
・表彰式 姫乃
魔法エリアとクロック置き場入れ替え。
姫乃で出したいレベル3を枚数を減らして散らしやすくすることが出来たり、単純に色を発生させたい時など器用に使えると思います。
是非使用したいカードですが、このカードを採用する場合、1帯を大きく変える必要があり、安定したハンドの質や数を供給する新たなシステムが必要になるのではと思います。
・ふたつの世界の物語 リッカ
念願の魔法の詰めカードです。
5パンは難しいですが4パンは楽に出来るのがいいですね。
・図書館の中で 四季
上記の「表彰式 姫乃」を入れてピン投したいカードです。
姫乃のシナジーで是非リクルートしたいキャラですが、隣の姫乃が倒されてしまった場合に100になってしまうのがどれくらい響くのかが未知数です。
また、序盤のアドバンテージ差を後半盛り返すという姫乃のデッキタイプが耐久寄りのためヒールを持っていないキャラをどれだけ積めるのかとう点も気になるところです。
・あたたかな膝の上で 四季
個人的には現状このカードは姫乃というデッキにおいて、あまり強いと思っていないため、採用するかは微妙なのですが、今後ハルヒの強化により「おめかしみくる」
が流行した場合に焼かれない集中として是非採用したいです。
以上です。
質問とか何かあったらこっそり聞いてください。
実際ぼくが追加後に姫乃を使っているかは分かりませんが、姫乃はDC3のキャラの中で4番目くらいに好きなので、今後もいい関係を築いていければと思っています。
みなさんもまずはセミプロから目指してみてください。