広島呉南を供養する話。
"広島呉南"
以前シャーロットを語った際に似たような言葉を度々口にし、そろそろ聞きなれてしまったこのワードなのですが、"広島呉南"には元祖となるデッキが存在したのです。
もちろんシャーロットではありません。
そのタイトルの名は"fate"
自信作すぎてWGP2016広島地区では是非3位入賞してレシピを残して欲しかったのですが、応援むなしくそこに至ることができませんでした。
ぼくとしては今後もどこかで入賞目指してこのデッキを使用して欲しかったのですが、もう使わないとの事なので、ここに原型となったレシピを紹介する事で供養とします。
それではレシピを紹介します。
今回は目的が目的なんで浅い内容になると思います。
コンセプトは早くて自由な山削りからの早出しの回収を利用した柔軟な対応力。
その姿はさながら"変幻自在のマジカルスター"
また、マスター暁を採用しながらもカードパワーの高いアーチャーなどの非マスターを積極的に採用しており、ぼくの内面の欲深さが伺えますね。
しかし、ハンド供給能力が非常に高い半面、ストック消費も激しいので己の欲と戦う事になることもあるでしょう。
それでは、採用カードの紹介をします。
レベル0 17枚
・契約の証 凛 4枚
普通の0相殺ですが、赤色でマスター、レベル応援の共鳴の対応カードとそれなりに採用理由が多いカードです。
パンプ効果は彼女の意識の高さが伺えますね。
きっと心中はこんな感じなのでしょう。
マスター暁ですが、このデッキの<マスター>の数は26枚。
暁効果の失敗が"稀によくある"のですが、これをぼくたちは""落車""と呼んでいます。
といっても、落車率は単純計算で5%くらいですし、もし落車したとしてもハンドはどうとでもなるので、3日目(レベル3)までしっかり残ります。
焦らず対応しましょう。
ただし、暁で選べるキャラに選択肢があることはほぼありません。
すごくどうでもいい上にまったく関係ないのですが"落車""落車"言っていたら彼女を思い出しました。
新章がはじまるらしいですが彼女に出番はあるのでしょうか。
・“理想の存在”アーチャー 4枚
アクターレに山を掘れるイベント絆が付いてるなんて素敵ですね。
盤面に常駐させた上に、絆でも使用するので序盤からハンドにないと不安。
・“超一級の魔術師”凛 3枚
“偽・螺旋剣”を持っていると共鳴で凛アチャを持って来れます。
上の画像は共鳴のポーズです。
共鳴する際は上のようにしっかりと相手にアピールしていきましょう。
毎ターンハンドを水増しする事が可能かつ、アクセスするレベル3が強いため使い勝手がいいです。
応援を持っているので腐らず後列に置き続けることができるのはやっぱり強いと思います。
・魔術師として 凛 1枚
意外にも登場頻度の高いカードです。
このデッキは山を削る能力は高いのですがレベル2までに欲しいカードをメインフェイズに確定で持ってくる手段は多くはありません。
そんな中、収録中テキストで拾ってこれる集中として採用しています。
後列はアクターレを捻るので立ち集中で凛ネームかつおまけ効果も強い彼女を採用しています。
・たまの息抜き 凛 1枚
凛ネームのみ回収の収録中です。
あまり強いカードではありませんが、レベル1以外の場面で腐る事は少なく経験凛に確定で触れるのが高評価です。
レベル1 13枚
・二刀使いの弓兵 アーチャー 4枚
ただの1060アタッカーの上に<サーヴァント>といい所がありませんが、早出しの経験条件なのでもちろん4枚。
ただ、後列が応援+アクターレで8500出るので及第点と言ったところでしょう。
また、"稀によくある"早出しの経験失敗をぼくたちは""ボトルが割れた""と呼んでいます。
ボトルが割れた場合もハンドは持ちますが、盤面も柔軟性も欠けた厳しい試合になるでしょう。
ボトルが割れた場合、こんな心境になるとは思いますが、こんなひどい顔をしたり、諦めたり腐ったりせず全力で戦いましょう。
・“援護射撃”アーチャー 4枚
ラスパン60でさらに共鳴で1相殺。文句なしに強いです。
ストブ対応の凛では、もう一方のアタッカーが1060アーチャーの関係上、相手の盤面に干渉できなくなるためこのデッキのアタッカーはこっち。
また、絆アーチャーやマスター暁を使用する際に盤面を汚す必要があるので、相手の盤面を空けられる置き相殺との相性もおしどり夫婦って感じのバッチリ具合です。
なお、共鳴テキストを使用する際は相手にしっかりと“偽・螺旋剣”をモッていることをアピールしましょう。
ただの1015助太刀。
赤で<マスター>の1020助太刀が欲しいですね。
レベル1じゃ使いませんが早出し多面した盤面だと欲しい場面があります。
・“偽・螺旋剣” 4枚
このデッキで酷使するカード。
絆があまりにも便利です。
こっちの赤のキャラという条件で"落車"することはほとんどないでしょうが、山を削るだけじゃなく共鳴にも使用する関係上このカードはしっかりとモッていなければなりません。
そういった意味では素引きも出来ず、絆も使えないゲームは試合前から"落車"しているのかも知れませんね。
レベル2 4枚
・SD凛 1枚
幸せスパイラル。
扉を捲って山がやばくなったら拾いましょう。
また、修正値が30あるのでこの修正値で早出しを守れると思ったら早出しと共に回収してもいいでしょう。
・“闇夜の巡回”凛&アーチャー 1枚
擬似リフ。これなかったらこのタイトル考えなかったと思います。
レベル2以降は早出しにより回収する札を容易に選べるのでピンで。
・“正面突破”凛 1枚
“偽・螺旋剣”と共鳴で足立。
そろそろモッてるポーズもみなさん覚えたと思います。
TPのTP凛早出し2面の中央145、端115に対して、早出し遠坂凛+応援+アクターレで端120、中央はこいつで喧嘩売れます。
手札アンコールがあるのでTPには中央に先に起き攻めしてもいいですね。
ゲームとは関係ないですが凛と言ったらぼくはやっぱり「松岡凛」ですね。
みなさんはどうですか。
・マスターの心構え 凛 1枚
そろそろこのポーズだけで共鳴だと理解できるようになったかと思います。
レベル応援についているテキストとしてはかなり強く、親の敵とも言えるかもしれないTPの集中を焼きたくて仕方ないですが、共鳴相手が“偽・螺旋剣”でないことやコスト面から実際にこの共鳴を使用する事はあまりないかと思います。
あくまでメインはレベル応援。
レベル3 8枚
・勝利のために 凛 4枚
その名の通り勝利のための一枚。
数字が若干物足りないですが、なんだかんだで強いです。
このカードのおかげでデッキに柔軟性が生まれます。
ただし、このカードの恩恵に与ることができるのは"ボトルの破損"を無事に防ぎ、経験を達成した時のみです。
もし"ボトルが割れた"場合は物足りないゲームにはなりますが、やっぱりハンドは持つので諦めずにゲームを続けましょう。
また、何でも拾えて世界が一気に広がりますが、選択肢の多さは必ずしも強さになるとは限りません。
選択肢の多さに比例し不正解も増加します。
常にベストな選択を迷いなく行えるようにしたいですね。
・“主と従者”凛&アーチャー 4枚
後列で常に回収できて100回復と扉対応でパンプと1点バーン。
弱い部分を探す方が難しいとても優秀なカードですがあくまでも優等生ポジションであり、新たな時代を切り開きゲームをぶち壊すような異端や天才ではありません。
これ1枚でゲームを変えたり決めたりするようなカードではないので、それまでの展開の過程が大切になります。
・最後の言葉 4
・扉 4
ここではゲームごとのブレがいちばん少ない8扉を選択しています。
中盤からはハンドがあまり出すと思うので割と積極的にCXが張れると思います。
対応がない同一トリガーCXを積むときは、その対応以外の同一トリガーCX4枚を2種に散らす事で、相手が控えを見たときに控えにないCXが何なのか分からなかったり迷わせたりできます。
配分は4:3:1が美しいですよ。
また、ハンドに余裕がうまれやすい事、ストック消費が激しい事、ストックをハンドに還元する事が出来る事などを考えてストブを積むのもいいと思います。
以上、採用カードの説明でした。
今回紹介したデッキ内容は丸く構築してあるのでここから環境や自分に合わせて尖らせたりするのもいいかも知れませんね。
と、実はここまでで紹介したかった内容は既に紹介し終え、ぼくは既に満足しています。
またぼくは、めまぐるしく動きの変わる現代に適応するためにスピードを大事にしています。
なのでここからはスマートに決めます。
・回し方
マリガンは経験と0以外切っていいです。
序盤は山を作りながら経験を達成し、レベル2以降は経験凛を利用して、状況に合わせた強いカードを持ってきます。
おわり。
このデッキは最終的に頼れるカードやゲームを決定付ける札が無いため、劣勢時に内容をひっくり返すのが難しいことが欠点として挙げられます。
また、レベル2以降の選択肢がとても広いなどの理由から、常にベストの選択肢を選ぶために試行回数が必要になると思います。
そもそもこのゲームのプレイヤーは明らかに試行回数が足りていないにも関わらず運に左右されやすいゲーム性に甘えて文句を言う人が多すぎる気がします。
成功に必要なのは自信であり、自信に必要なのは努力です。
また、幸運はそれに相応しい人の下に降りてきます。
負けてクリエイティブな言い訳をする前に試行回数を増やしましょう。
以上です。
質問とファンを1:9くらいの割合で募集しているので何かあったらきてください。
本当におわり。