天才は深夜語りでつくられる。

the perfect world of prince.

ぼくが質問に答える話。

ある日ぼくの質問箱にこんなお便りが届いていた。

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この質問を見たとき、何故かぼくは無性に語りたくなった。

本当は負けた気がするので認めたくはないのだが、今回はこの質問からひしひしと感じ取れる質問者の夏を感じさせる灼熱のパッションに当てられたので真面目に考察させていただく。

 


またここで語るのは、あくまでも"カードゲームのルールに則っての強者"であり、"対戦相手へのダイレクトアタックによる戦闘不能"は含まないものとする。

 


まず優勝候補筆頭は子。彼の能力「ハンドレッド・クリック」は100通りの分岐を同時に実行し、その中から1つ選んで事実とする能力だ。

そんな彼にとってカードゲームは正に天職であろう。

おそらくゲーム開始前のじゃんけんから格の違いを見せつけてくるはずだ。

ルールを知ってさえいれば間違いなく優勝できるが、負担で眠くなるデメリットが、能力がもたらす必勝の緊張感の欠如によりブーストされることが予想できるため、長期戦となると寝落ちによる敗退が唯一の懸念点だろう。

 


カードゲームの申し子である子を除くと優勝候補は申、酉、羊、辰だろう。

中でも酉は最有力だ。他の申、羊、辰も頭脳派ではあるものの、それぞれの能力のパラメーターがカードゲームに振られていないため、彼らはどんなに努力しようともカードゲーマーにおいての"人間の枠"を越えることはできない。

しかし、酉には「鵜の目鷹の目」がある。この能力はあらゆる鳥類と意思疎通が可能な能力のため、会場内に鳥さえ設置することが出来れば、鳥の目を借りて常に対戦相手の手札等の情報を把握することができる。

これに彼女のしたたかさと可愛さがフュージョンされ、常勝街道が整備されるのだ。

 


最後に、ぼくは大穴として、卯を挙げておこうと思う。

彼の能力「ネクロマンチスト」は自分が殺した相手を"お友達"として使役し、視界も共有できるため、会場内に比較的に綺麗目な"お友達"を配置することが出来れば、酉と同様に相手の手札等の情報を知ることができる。

また、鳥よりもゾンビの方が汎用性が高いため、彼は可能性に満ちた存在と言えるだろう。

そんな彼が何故大穴に甘んじているのか。

それはひとえに、彼のおつむが弱く、またコミュ障であり生涯ぼっちであるからである。

まず、彼には第1の壁としてルールを覚えるという問題が立ちはだかる。というより、テキストを読むという行為すら彼にとっては難しいと感じてしまうのはぼくだけだろうか。

次に第2の壁として、友達がいないため、ルールを覚えたとしてもエアプの域を超えることが出来ないという問題がある。ルールブックを読むだけでは理解できない領域に彼は本番まで辿り着く事ができないのだ。

そして、彼にとっての最後の壁は相手との会話である。カードゲームというのは相手がいてはじめて成り立つコミュニケーションツールだ。そんな中で天性のコミュ障の彼が、ルールに則り相手とのやりとりを行うことができるか、いやできないだろう。

上記の3つの理由から彼は大穴に甘んじているものの、もしこれらの高い壁をクリアし、彼の頭をすげ替えることができた暁には、一気に優勝候補に挙げられる存在になるだろう。

 


以上がぼくの考える十二大戦カードゲーム版の優勝予想だ。

残りは若干の差はあるものの、みんな脳筋と言って差し支えないと思うので省かせていただく。

何かあれば、みんなどんどん意見ください。

 


おわり。